俺がいかがでしたかブロガーだ!

普段いかがでしたかブログをクラウドソーシングサイトで請け負っているブログ主を読者が見てこれよりはマシだと勇気づけられる、そんなブログが有ってもいい

なぜいかがでしたかブロガーは記事の最後に「いかがでしたか?」と付けるのか

 というわけで増田として書いた文章が予想を越えてバズってしまったのでブログを便乗して始めることにした。いかがでしたかブログなどという人間の底辺職で小銭をもらってるせこい人間がさらにそのいかがでしたかっぷりをブログに書くのだから醜いといったらありゃしないが、俺の暇は潰れる。では早速本題だ。いかがでしたかライターとしての愚痴を書いたところこのようなコメントが付いた。

 

いかがでしたかブログを書いている俺がその背景を考える【追記あり】

いかがでしたかは発注元の指定で付けられているのか筆者が付けているのかが気になっている。

2019/03/16 14:09


いかがでしたかは発注元の指定で付けられているのか筆者が付けているのかが気になっている。 - rryuのコメント / はてなブックマーク

 

 これに対する答えはぶっちゃけ簡単だ。別に誰にも頼まれちゃいない。ほとんどのいかがでしたかブロガー、ライターはクライアントの指示とは無関係になんとなくいかがでしたかと書いている。しかし、いかがでしたかと自然に書いてしまうからくりはある。

 その種はクライアントから渡される「構成」というやつにある。その構成には大体、ここはリード文、ここは大見出しで商品タイトル、ここはレビュー、という具合にどこに何を書くかの大まかな方向性が指示されている。

 で、その構成には大抵最後にこう書いてあるんだ。「まとめ 〇〇文字以上」と。そしてこのまとめというのがいかがでしたかブログにとっては曲者なのだ。

 というのも、いかがでしたかブログというのはこのブログのようにただでさえうっすい情報を引き伸ばしに引き伸ばしたものだから本文内で実質何回も同じ話をしている。おまけに親切にリード文までついているのでぶっちゃけ最後にまとめる必要というのがないのだ。

 しかしクライアントはどうも最後になんかまとめてほしいらしい。そこで最後に「とりあえずまとめましたよ感」を出すために「いかがでしたか?」のバリエーションでまとめの話を切り出すわけだ。

 だから実のところをいうと「いかがでしたか」に類する言葉を一切使わなくてもいかがでしたかブログは成り立つ。いかがでしたかブログとは、情報を薄めた量産型ブログがよく使う定形として「いかがでしたか」が象徴的に名前となっているに過ぎないからだ。

 おそらく今後はいかがでしたかという言葉を使わないよう指示を出すクライアントが増えていくだろう。しかし末尾の言葉を誤魔化したところで記事が面白くなるわけじゃない。実質的ないかがでしたかブログは当面Googleから駆逐されることはなさそうだ。

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検索結果から「いかがでしたかブログ」除外 ブラウザ拡張機能「ゴシップサイトブロッカー」が便利 - ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1903/14/news149.html

……俺が使ったら自分のブログが消えるから俺は入れてないけどな!